アトピーの赤ちゃんの育児が楽になって(UNさん)

基礎科前期を終えて                                                    2012.9.26


 


“横浜に住んでいて恭子先生のお教室に通わないなんてもったいない!”


お教室に通う友人からこう勧められたのは妊婦の時でした。その時は“そうね、そのうち機会があったらね”などと言っていましたが、その“機会”はたったの1年後にやってきました。


出産して3カ月ほど経った頃から娘に湿疹が出てきました。顔を痒がり、そのうち掻き毟るようになり、頬が体液でピトピトになり、夜も痒くなると泣いて掻き毟る。手を押さえて気を紛らわして寝かしつける。


そのうち治る一過性の乳児湿疹だと思いながら奮闘していましたが、しばらく経っても良くなる兆しが見えず、四六時中痒がる娘の姿と日々の寝不足で段々不安になってきた時、友人に言われたことを思い出しました。そして、基礎科前期が始まるギリギリに恭子先生にメールで娘の状況をお話し、入会させて頂きたいとお願いしました。


 


完全母乳でしたので、私の食生活を正さなければと考えていましたが何からどうしたらいいのか分からず、また、娘の湿疹は治るどころかどんどん悪化していく一方で塞ぎ込んでいた時、先生からの “あなたも大丈夫ですよ” とのメールの文字に希望の光を見たようでした。


託児所やシッターさんがまだ見つからない状態でのスタートでしたが、恭子先生のお優しいご提案で初回は生後4カ月の娘を連れての受講でした。その授業でよく噛んで食べるだけでも病気がよくなると教えて頂きました。 “まさか。でも本当に?!” と、とにかく噛む噛む。 “この後にあげるオッパイはきっとさっきあげたオッパイより美味しいよ” と娘に語りかけるように玄米を頂きました。(翌日あごが痛くていかに噛まずに食べてきたかを思い知らされましたが・・・)


初めてお会いして講義を受けて、 “長いかもしれないけどきっと良くなる。恭子先生について行こう。” そう感じたのを鮮明に覚えています。


 


それから我が家の食卓は玄米と黒ゴマ塩+けんちん汁になりました。元々料理が得意ではない上に乳飲み子がいるので、「おかずを用意しなくていい」=「手抜きをしている」感覚で楽しみながら過ごしておりました。私はどうしても朝を抜くことが出来ず毎朝玄米クリームに梅干しをどんぶり1杯食べています。


 


生に授業の度にバナナのような大きな便りが出たか聞かれましたが、バナナどころか・・・流れてくれるか心配になるほどの大蛇のようなお便りが連日出るようになりました。母乳をあげているということもあり、すぐにお腹が減ってしまうので食べる量が少し多かったようにも感じますが、それにしてもあの量。許されるなら披露したいくらいでした!

※恭子注:「便り」とはよく言ったもので、身体の中の状態を教えてくれる「便り」なのです。
バナナのような便りが出てくれば、身体の中の内臓は大改革を始めてくれたという証拠なのです


1カ月後に原因不明の湿疹が身体に1週間ほど出たことと大きい便り以外、これといった変化を自分では感じませんでしたが、先生や受講生の方々に肌に透明感が出たと言って頂けるようになってウキウキしながら毎日せっせと玄米を炊き続けています。

恭子注:本当に透き通るほどのきれいな肌のお顔になりました。
化粧品会社に言いたいくらいです。


 


娘が6カ月になったある日、アレルギー検査でまさかの犬アレルギー・・・。(弱い値で小麦・乳製品・卵も出ていました)我が家には3歳になるチワワが2匹います。我が子同然に可愛がり、一緒に生活してきた仔達ですが、娘のためにしばらく別居しなければいけなくなりました。(実家が預かってくれることになりました。)私はひどく取り乱しながら、先生に検査の結果と状況を報告しました。先生は娘のアレルギーは私の今までの食生活が原因だと叱咤され、でも恭子式マクロを始めているから心配ない、重荷を背負うな、責任を果たせよとおっしゃって下さいました。


 


重荷を背負うな、責任を果たせよ」


 


この言葉は打ちひしがれていた私を立ち上がらせてくれました。妊娠前までは好きではなかったのに、妊娠してからは人が変ったように甘いもの、油ものをよく食べるようになってしまった。止めることも出来ずに気の赴くまま食べまくった結果が娘に湿疹となって現れ、愛犬をも巻き込んでしまった。でも泣いていても仕方がない。責任を果たそうと奮起させてくれた言葉でした。


 


 それからは少しでも早くまた家族みんなで過ごせるようになりたい、だからこそ逆に焦らず、「今やるべきことをする」ようにしました。朝起きて顔を洗って着替えて、洗濯をして掃除をして、ご飯を食べて、出掛けて…目の前のことを1つずつこなしていけば、いつかその日が来る。娘の湿疹もいつか良くなる日がきっと来る。今日一日を精一杯誠実に生きればいいのだと、恭子先生は教えてくださいます。


 


 私の食べ方は器を超えていたようです。まだどの程度の器を持っているのか見えませんが、どうも溢れ返ってしまったようで、それが愛する者たちを苦しめてしまいました。


悲観していた時期に


“どうして他のお母さんは好きなもの食べているくせに赤ちゃんのお肌はつるつるなんだろう”


“どうしてあの家庭は赤ちゃんとワンちゃんが一緒に生活出来るんだろう”


“どうしてうちだけ、どうして私だけ・・・”


こんなことばかり考えてしまっていました。その時期の授業で先生のおっしゃった言葉です。


 


ひまわりはたんぽぽになれない


すずらんはバラになれない


合う肥料も咲く時期もみんな違う


違う花になろうとするな


違う花になろうとするから不幸になるのです


 


身体の中で歓声がわきました!私は私でいい。娘もそのままでいい。すべてありのままを受け入れよう。他と比べなくていいんだ。私たちは私たちの道をゆっくり進めばいいと思わせて頂けたありがたい授業でした。ついつい自分にとって喜ばしくないことが起きると他者を羨ましく思い、今起きていることに不満を持ち嘆いてしまう傾向にある私には今後の人生の大きな指針になる言葉です。


 


 娘の湿疹は天からのプレゼントのようです。


それがあったから恭子先生に出会うことが出来ました。食べ方を知ることが出来ました。そして私にとってとても辛い出来事も乗り越えて行けるだけのパワーを先生が授けて下さいました。なにかのご縁です。素敵なご縁です。


 


“お料理教室に行きたいから、○○を託児所に預けて通いたいの。” と言われて “ふうん、行っておいでよ” と簡単に返事出来る旦那さんはなかなかいないでしょう。 “本があるならそれを読んで、作りたければそれでいいだろ” これは乳飲み子の父親なら大概そう言うでしょう。私の主人も例外ではありませんでした。両親も同じでした。


実際私も首が据わるか据わらないかの赤ちゃんを託児所に預けるのは勇気がいることでした。市内在住なので、受講生の方の中では近い方だと思いますが、まだまだ育児に慣れてもいないのに、どうか泣きませんようにとドキドキしながら朝から電車に乗って、託児所で授乳をしてから走ってお教室へ。帰りも片付けもろくに出来ないまま、毎回クラスの方達に甘えながらお先に失礼させて頂いてまた走ってお迎えに行く。なかなか大変な1日です。


 でも、反対を押し切ってでも通ってよかった。朝から走る回けれど、12回休まず通ってよかった。クラスのお友達との出会いも素晴らしかったし、何より先生に出会えたからすべてのことに原因と結果があることを学べました。結果の対処法も教わりました。本だけでは修得出来ませんでした。少し自分と娘に “頑張ったね” と言ってみようと思います。反対しながらも応援してくれた主人と両親にも感謝します。


 


 「健康のもとは家庭の和


教えて頂いた恭子式マクロのお料理は本当においしくて主人にも好評です。上手ではないけれど、想いを込めて作るお料理はきっと家庭を和ませ、家族を健康にしていくでしょう。恭子先生はどんな育児書にも勝るお方です。これから先、大船(おおぶね)に乗って育児が出来ます!恭子先生に出会えたことに心から感謝いたします。


 


  誰が見ても痛々しかった娘の肌ですが、最近は “色が白くてきれいな肌ね” と言われるようになりました。


 


恭子式マクロのお料理と先生のご指導のお陰で自分でも驚くほど元気に育児しております。本当にありがとうございます。後期もどうぞよろしくお願いいたします。


 



 恭子から一言
お連れ合いやご実家の協力の下、教室に通えると言うのはなんてありがたいことなんでしょう。「感謝」がでると、身体にも健康にいいものが出ます。仕合せを呼んでくれた、赤ちゃんの「アトピー」でしたね。